下取り前に「一括査定サイト」で愛車の価値を確認すること!
ディーラーに行く前に必ずやっておきましょう
新車購入時に下取り車がある場合、
一般的にはディーラーで下取りを
してもらいます。それとは別の方法として、
買取業者に買い取ってもらう
(一旦現金化する)という方法も
あります。特に、買取業者がたくさん登録している
一括査定サイトを使うと、簡単な手続きで
満足のいく結果が得られます。
プリウスα(ハイブリッド車)のオイル交換は、どのくらいの頻度でやればいいんでしょうか。今までは走行距離5千kmごとに交換していたという方も多いでしょう。
それに対して、ハイブリッド車がエンジン走行する距離は全体の約半分(残りはモーター駆動)だから、倍の1万kmごとの交換でよいとする考え方もあります。
いやいや、ハイブリッド車のエンジンは、スイッチ・オンオフの回数が多くなるので、やはりエンジンオイルは早めに交換する方がよいと考える方もいらっしゃることでしょう。
ちなみに、トヨタ自動車では、通常走行ならば1万5千kmごとのオイル交換で可としています。
ここでは、気になるエンジンオイルの交換頻度、オイル量(オイル粘度)そしてオイル交換費用についてまとめました。
このページの目次です
プリウスαのエンジン不調とオイル交換時期
エンジンオイルはエンジンの焼け付きを防ぎパワーを引き出す
まず最初に、エンジンオイルの働きについて整理をしておきましょう。
1)潤滑作用
エンジンオイルには、エンジン内部にあるたくさんの金属部品同士の摩擦を減らして、滑らかに動かす役割りがあります。もし、エンジンオイルがなければ部品同士はすぐに焼き付いてしまいます。
2)密封作用
エンジンオイルには、エンジン内部の気密性を保つ役割があります。つまり、エンジン内部での爆発によって得られたエネルギーが漏れることを防いでくれます。エンジンの燃焼パワーを効率良く引き出すには欠かせません。
3)冷却作用
エンジンオイルには、エンジンから発生する高熱を吸収して、必要以上の加熱を防ぐ役割があります。
4)洗浄作用
エンジンオイルには、エンジン内部に付着する汚れや金属カスを洗い落とす役割があります。つまり、エンジン内部をクリーンに保ってくれます。
5)防錆作用
エンジンオイルには、金属の表面に膜を作り、水分などが直接触れないようにする役割りがあります。つまり、エンジン内部にサビが発生するのを防いでくれます。
プリウス、プリウスα、プリウスPHV EGRシステムの修理
プリウスαのエンジン不調について、メーカーによる無料修理が行われたことがあります。エンジンオイルは関係していないようですが、参考のため書いておきます。
平成20年から平成24年に生産したプリウス、プリウスα、プリウスPHVの一部車両につきまして、下記内容の修理(無料)を実施させていただくことに致しました。
平成27年4月内容
エンジンが十分に暖機されない状態でショートトリップ走行を繰り返すと、排気ガス中の凝縮水やカーボンの影響によりEGRバルブが摺動不良を起こすことがあります。そのため、エンジン不調により、異音や振動が発生し、エンジン警告灯が点灯する場合があります。当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。
【 従来の保証期間 】
新車を登録した日から5年または10万Km以内
新車を登録した日から9年以内→【 無料修理対応期間 】
修理内容
上記のような現象のご用命について、トヨタ販売店で点検の結果、該当する場合は、車種により作業内容は異なりますが、EGRバルブを改良品と交換(無料)およびエンジンコントロールコンピュータのプログラムの修正(無料)を実施させていただきます。
そのほか、エンジン不調(ハイブリッド車)の原因に、直接エンジンオイルが関係したといったトラブルは無いようです。
トヨタでは1万5千kmごとの交換でよいとしている
プリウスαのエンジンオイル交換時期について、トヨタでは次のような基準を示しています。
- 通常走行では、15,000kmごと
- シビアコンディションでは、7,500kmごと
トヨタによると、シビアコンディションとは、
- 悪路走行が多い
- 走行距離が多い
- 山道など上り下りの頻繁な走行など
となっています。
ディーラーで従来どおりの5,000kmごと交換を勧められることがあったとしても、あまり気にする必要はなさそうです。
プリウスαのオイル量とオイル粘度
エンジンオイル量を自分でチェックしよう
「省燃費エンジンオイル使用可能車種一覧表(2014年9月現在)」がトヨタ自動車によって作られています。そこには、プリウスαの推奨油脂が掲載されています。もちろん、プリウスαの「取扱書」にもきちんと書いてあります。
- エンジン型式2ZR-FXE
- 推奨油脂 SN 0W-20
- 交換時オイル量(L)
- オイル 3.9
オイル+フィルター 4.2
オイルの1回交換量は、3.9リットルであり、フィルターを同時に交換する場合は、4.2リットル必要であることが分かります。
エンジンオイルの量は適正に保たれている必要があります。多すぎても少なすぎてもいけません。いつもは人任せにしていることの多いオイル交換ですが、オイルの量は自分の目で確かめるようにしましょう。日常点検15項目のうちの一つでもあります。
エンジンオイルの適正量は、オイルゲージの「H」(上限)と「L」(下限)の真ん中ぐらいが望ましいとされています。「H」(上限)より上であっても、「L」(下限)より下であってもいけません。
オイルチェックの簡単な手順は以下のとおりです。
- 水平な場所に車を止めてボンネットを開けます
- オイルレベルゲージを引き抜きます
- そのとき、白い布やキッチンペーパーで挟んで引き抜きます
- 量と汚れを確認します
プリウスαのエンジンオイルは「省燃費オイル」
非常に低粘度の「0W-20」である
エンジンオイルは、車種や車の使い方、あるいは季節(気温の高低)によって適正なものを使わなければいけません。
プリウスαの推奨油脂は「SN 0W-20」となっています(上述)。
「SN」とは、ガソリンエンジンオイルのAPI性能分類(品質の規格)で最高グレードという意味です。
「0W」:数字が小さければ小さいほど低温時に柔らかいオイルということを表します。(0W,5W,10W,15W,そして20W)
低温時でも柔らかく、エンジンが始動しやすいオイルの指標になります。また燃焼効率が良いという特徴があります。
「20」:数字が大きければ大きいほど高温時に硬いオイルということを表します。(20,30,40,50,そして60)
高温時でも硬く、熱に強いオイルの指標になります。高速走行やスポーツ走行に適する、あるいは耐摩耗性に優れるなどの特徴があります。
プリウスαには低粘度の省燃費オイルが必須
プリウスαの推奨油脂(0W-20)は、非常に低粘度のオイルとなっています。環境性能、省燃費性能に取り組んだ結果生まれたオイルであり、「省燃費オイル」と呼ばれています。
プリウスαに、普通の粘度のオイルを入れると急激に燃費が悪くなります。逆に、省燃費オイルを一般の車に使うと、低粘度過ぎて良くありません。いずれの場合もエンジンを痛める可能性があります。
プリウスαのオイル交換費用
プリウスαのエンジンオイルは、「省燃費オイル」であり価格は多少高くなります。
価格.COMの書き込みの中に、「今までは、フィールダー1500cc(1,800円程度)が、プリウスで4,500円、ディーラーで相談の結果3,500円」というのがあります。
また、「プリウスS購入時にディーラーの1回目までの車検までの半年ごとの点検とオイル交換がセットになったメンテナンスパックに入り、かつ好きな時にオイル交換できるように20リットル缶のオイルキープしています」という書き込みもあります。
さらに、「そのオイルがキャッスル 0W-20 SNならば、ヤフオクで20リッターで送料込8,000円で買えますよ。1リッター400円です。プリウスは4リッターくらい入るのかな?
オイルフィルターはケースに入ったタイプを使っていて、定価は840円しますが、オイル4リッターとフィルターで2,440円かな」というアドバイスもあります。
この場合、作業は自分でしなければなりませんが、廃油はディーラーに無料で引き取ってもらえるようです。ディーラーは、それらの廃油も含めて廃油業者に売り渡すという仕組みになっているようです。
まとめ
プリウスαには純正の「省燃費オイル」を使おう
プリウスαの「取扱書」を改めて確認すると、プリウスαのエンジンオイルとして、次の二つが挙げられています。
- トヨタ純正キャッスルモーターオイル SN 0W-20
- トヨタ純正キャッスルモーターオイル SN 5W-30
トヨタ(取扱書)では、「0W-20は新車納入時に充填されており、上記図に示す中では、最も省燃費性に優れるオイルです」としています。
ディーラーの中には、万能オイルとして「5W-30」を常用しているところがあります。気になるならば、オイル交換のときにディーラーできちんと銘柄指定をしましょう。
以上、プリウスαのエンジンメンテナンスのためにお役立てください。